案件が少ないから、悩みが重くのしかかるだけの話。
営業という仕事は、思っている以上に感情の起伏が激しい。
アポがキャンセルになったり、商談が流れたり、突然お客様から理不尽なクレームを受けたり。
たった一件のキャンセルに、胸を締めつけられるような気持ちになることもある。
でも、それは「その一件しかないから」なんです。
全ての気持ちを、その一件に込めているから、裏切られたような気持ちになる。
案件が100あればどうだろう。
そのうちの1つがトラブっても、「まあ、そんなこともあるよね」で済む。
つまり、数が多いだけで、悩みは“分母”で割られて軽くなるんです。
だから、悩んだら動く。とにかく動く。
小さな悩みを引きずって考え込むよりも、電話1本、メール1通、歩を進めるほうが心は軽くなる。
動けば「悩んでる場合じゃない」と思える。動けば「いい感触だったな」という成功体験が得られる。
動くことで、悩みは前へと押し流されていく。
営業の神様は、いつだって“前向きなやつ”が好きだ。
愚痴ばかりこぼして、暗い顔で座っている人間のもとには、良い縁も、チャンスも、やってこない。
でも、どこか気持ちを切り替えて、明るく前を向いている人のところには、必ず人もチャンスも寄ってくる。
トップ営業マンは知っている。
「案件が1つしかないときこそ、もっと動く」
「悩みが重くなってきたら、悩むより先に手を動かす」
トップ営業は、失敗の数を減らした人ではなく、失敗に動じなくなった人だ。
その胆力こそが、結果を大きく変えていく。
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